住まいの明かりにこだわって、毎日の暮らしを快適にしてみませんか？照明の機能や明かりの性質を知ることで、いつも以上に料理がおいしく感じられたり、仕事や勉強に集中できたりするようになります。単に明るいだけではなく、効果的に物を照らしてくれる照明選びのノウハウをご紹介します。

光にも「色」がある

例えば、太陽も時間帯によって、違う色に見えます。日中は白く見えますが、朝日や夕日は真っ赤に染まって見えるはずです。同じ太陽の光にも関わらず、全く違う色に見える理由は、「色温度」が違うから。色温度とは、光の色を温度の単位K（ケルビン）を使って表現した数値です。色温度が低いほど光は赤味を増し、高くなると青味が増します。

晴天の太陽は5000～6000ケルビン

色温度の基準として参考になるのが、晴れた日の日中の太陽光。5000～6000ケルビンが平均値で、澄み切った空気であればおおよそ6500ケルビンまで数値が上がります。一方、朝日や夕日の場合は2000ケルビンまで下がり、赤味がかった色合いに変わります。以下の色温度（ケルビン）を参考にしてイメージしてみてください。

2000ケルビン：ろうそくの明かり

3000ケルビン：電球

4000ケルビン：蛍光灯

5500ケルビン：日中の太陽

屋内照明に使われる明かりの種類

みなさんのご自宅やオフィス、店舗などの屋内照明には、大きく分けて5つの種類があります。色温度が低い順に「電球色」「温白色」「白色」「昼白色」「昼光色」となり、数値は以下の通りです。

電球色：3000ケルビン

温白色：3500ケルビン

白色：4200ケルビン

昼白色：5000ケルビン

昼光色：6500ケルビン

また、近年主流になりつつあるLED照明では、上記の５つのうち「電球色」「昼白色」「昼光色」が用いられています。室内照明を効果的にするには、異なる３つの色温度の照明を使い分けることがポイントになります。

朝の目覚めは「昼光色」

一日の始まりを爽やかに、すっきりと迎えるには、昼光色の照明が最適です。青味がかった光が、気分のよい目覚めをもたらしてくれるはずです。昼光色には、交感神経に働きかけて意識を覚醒させる効果が期待できるため、集中したい時にもおすすめです。勉強や仕事がはかどる色が昼光色と覚えておきましょう。

太陽の光に最も近い「昼白色」

昼白色の色温度は、約5000ケルビン。最も太陽光に近い光と言えるでしょう。そのため、洋服を選んだり、メイクをする際にうってつけです。太陽光の下での見え方を確認したい方は、ぜひ昼白色を選んでください。リビングなどの長時間過ごす場所にもマッチする光です。

リラックスするなら「電球色」

屋内照明の中で最も赤味が強いのが「電球色」です。柔らかいオレンジの光は、副交感神経を優位にする働きがあり、気持ちを落ち着けてくれます。一息つきたい時や就寝前の時間帯に適しているので、夜のリビングや寝室に最適であると言えるでしょう。また、暖かい光には料理をおいしく見せる効果もあるので、飲食店の照明にもよく用いられています。逆に、仕事や勉強など集中したいシーンには不向きです。

生活シーンに応じた使い分けにスマートシーリングライト

同じリビングでも、長時間過ごすなら太陽光に近い「昼白色」、食事をしたりリラックスしたい時には「電球色」と、使い分けができると大変便利です。そこでおすすめなのが、調色や調光ができるタイプの照明器具。ヘスタモールが取り扱う「スマートシーリングライト」ならスマートオンから手軽に操作できる上、時間帯に合わせて自動で調色・調光もできてしまいます。タイマー・スケジュール機能も搭載しているので、消し忘れの心配がなく、就寝時の自然な入眠もサポートします。照明器具にこだわって、ぜひ快適な暮らしを手にしてください。