【夏の嫌われ者】蚊の生態を理解して、刺されない工夫をしよう!
梅雨が明けて夏本番になるにしたがって増えていくのが蚊。誰もが迷惑に感じる存在です。そもそも蚊とは、どんな虫で、どのような生態をしているのでしょうか。実は、日本には100種類以上もの蚊がいるのですが、すべての種類が血を吸うわけではありません。今年の夏は、蚊に詳しくなって、虫刺されから身を守りましょう。
日本に生息する代表的な蚊の種類
蚊の仲間に分類される昆虫は、世界で3520種類もあるとされています。そのうち、日本での生息が確認されているのは、約100種類。これだけの種類の蚊がいることにおどろきますが、人間の血を吸う(吸血する)のは、20種類程度です。一般的に「ヤブカ」と呼ばれる「ヒトスジシマカ」、夕方や夜になると活発化する「アカイエカ」、冬眠せず年間を通して活動する「チカイエカ」などがよく知られています。
きれいな水の周りでも発生する蚊
蚊の幼虫であるボウフラが生息する場所と言えば、雨水がたまりやすい場所や水たまりをイメージしますが、蚊の種類によってはきれいな水辺にも生息します。そのため、川や池などが生活圏にある場合は、普段からぜひ注意してください。わずかなたまり水でも生息可能な蚊もいるので、下水溝などにも気を付ける必要があります。
吸血するのはメスの蚊だけ
蚊がエネルギー源にするのは糖分です。花の蜜や草の汁などをすって生息していますが、産卵の時期になれば、より多くの栄養を求めて人や動物から吸血します。そのため、メスの蚊だけが吸血して、オスは吸血しないという特性があります。
蚊にさされやすい人の特徴
蚊は人が出す臭いや温度を感知するとされています。蚊が好むのは、体温が高かったり、臭いを発生させている人間です。例えば、汗をかいたままの状態でいると、その臭いに蚊が惹きつけられます。お酒を飲んで、二酸化炭素を多く出している人も要注意です。また、黒い色を好むという調査結果もあることから、夏場は黒色の服を避けたほうがいいかもしれません。
かゆいだけでは済まされない蚊の被害
蚊に刺された部分がかゆくなるのは、蚊の唾液によってアレルギー反応が起こるからです。蚊の唾液には血が固まることを抑止する物質が含まれていて、この物質が注入されてアレルギー反応が起こります。夏の悩みのタネですが、本当に怖いのはかゆみではなく蚊を媒体として広がる感染症。人間の場合、日本脳炎やデング熱といった感染症が確認されているほか、ペットであればフィラリアに感染するリスクがあります。こうした感染症の拡大・被害を避けるためにも、蚊に刺されないよう十分な注意が必要です。
窓の閉め忘れに注意
蚊の被害から身を守るには、人がいる空間に侵入させないことが非常に重要です。窓や玄関にあみ戸が設置されているなら、しっかりと閉めましょう。ほんの少しのすき間からでも蚊は侵入するので、あみ戸が破れているようなら早急に修理してください。また、蚊は人にくっ付いて移動する習性があり、室内への出入口から侵入する場合も多くあります。外から家に帰る際には、衣服やカバンなどを手で払う習慣をつけておくのもおすすめです。
窓センサーで閉め忘れを防止
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