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夏こそ防犯を意識しよう!空き巣被害から自宅を守るためのポイント

「住宅対象侵入窃盗」いわゆる空き巣による被害は、一戸建て住宅が最も多く、次いでマンションなどの共同住宅が続きます。二階や三階などの高層階であっても、一定の被害があるとされているので、マンション住まいだからといって安心はできません。では、窃盗犯はどこから住宅に侵入するのでしょうか。窃盗犯の手口について理解して、ご自宅のセキュリティを強化しましょう。

増加傾向にある侵入窃盗にご注意

警視庁の発表によると、令和5年における侵入犯罪の件数は4万4428件。残念ながら、対前年比で20.9%も増えています。このうち、一戸建て住宅での被害が30.5%と最も多く、共同住宅(3階以下)が7.3%、次いで共同住宅(4階以上)が3.8%となっています。住宅を対象とした侵入犯罪の総数は1万7469件で、対前年比+11.3%となり、こちらも増加傾向にあります。1日あたりに換算すると、約48件も被害にあっている計算になり、十分な注意が必要です。

侵入窃盗の1/4が空き巣

侵入窃盗は、住宅だけでなく店舗や事務所でも起こっていますが、全体の1/4を住宅での空き巣が占めています。近年では、宅配業者を装った犯行や、窓ガラスを破壊して住宅に押し入る悪質な手口が連続して発生しており、特に気をつけなければなりません。

一戸建て住宅・マンション被害の半数以上が窓からの侵入

また別のデータでは、侵入犯の半数以上が窓から侵入していることを示しています。侵入経路には、窓以外にも表出入口や非常口などがありますが、窓からの侵入比率は一戸建て住宅で53.5%、マンションなどの共同住宅(3階以下)でも49.8%と過半数に届く勢いです。圧倒的に窓から侵入するケースが多いと言えるでしょう。

※いずれも警視庁ウェブサイト「住まいる防犯110番」調べ

侵入に5分以上かかると7割の侵入者が諦める

では、空き巣被害を防ぐにはどうすればいいのでしょうか。窓ガラスを破壊して侵入されるケースもありますが、あるデータによると侵入に5分以上かかる場合で7割、さらに10分以上かかる場合であればほとんどの侵入者が犯行を断念するという結果が報告されています。そのため、しっかりと窓を施錠しておくことは、十分にセキュリティ効果があると言えるでしょう。他にも、防犯フィルムを利用するなどしておけば、さらに高い効果が期待でき、ご自宅を空き巣被害から守ることも十分に可能です。

窓の開け閉めが多い夏場こそ防犯意識を持とう

夏場は、どうしても窓を開ける機会が多くなり、鍵の閉め忘れが増えてしまう傾向にあります。うっかり忘れがないように、夏場こそ防犯意識を高く持って、日頃から施錠確認をする習慣をつけておきましょう。また、ホームセキュリティの強化を検討してみるのもいいかもしれません。

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