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【仰向け?うつ伏せ?あなたはどのタイプ】寝る姿勢の違いとメリット・デメリット

人が寝る姿勢には、それぞれクセや個性があり、みんなとは違う寝姿であることに驚く方も少なくありません。中には「長時間寝ていると体が痛くなってしまう」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。その原因の多くは寝姿にあり、仰向け寝、うつ伏せ寝、横向き寝には、それぞれにメリットとデメリットがあるのです。寝姿の違いや特徴について、まとめてみました。

時間だけでなく“質”が大切な睡眠

日本人は世界でも睡眠時間が特に短いと言われますが、長く眠れば良いというものではありません。睡眠時間よりも大切なのが「睡眠の質」。そして、質の高い睡眠に大きく影響するのが、寝る姿勢です。自分に合った寝姿が分かれば、睡眠の悩みが解消されるはずです。

体に負担がかかる間違った寝姿

自分に合った寝姿で快眠が得られる一方で、寝姿が崩れてしまうと効率的に疲労回復ができないうえ、「腰痛」「肩こり」「首の傷み」「だるさ」といった体の不調を引き起こしてしまいます。特に背骨の歪みを助長するような寝姿は、慢性的な腰の痛みにつながるため注意が必要です。

代表的な3つの寝姿のメリット・デメリット

良質な睡眠は、メンタルを安定させるほか、記憶の定着・整理、さらには免疫力の向上への効果が期待されるなど、生活の質や仕事のパフォーマンスを高める上でもとても重要です。快眠を手に入れるためにも、代表的な3つの寝姿のメリットとデメリットを理解しておきましょう。

仰向け寝

日本人に多いと言われるのが、背中全体で体重を支えている「仰向け寝」。最も体への負担が少なく、リラックスした状態をキープできる姿勢です。寝返りを打ちやすく、背骨がナチュラルにまっすぐになるため、猫背の改善にも適しています。

一方で、デメリットになるのが、いびきをかきやすい姿勢である点。自重によって気道が塞がれやすくなることが原因で、横向けになる姿勢などに比べて、いびきをかきやすくなってしまいます。また、腰が反る状態にもなるため、人によっては腰への負担が大きくなる点もデメリットです。

横向け寝

横を向いて寝る姿勢は、気道がふさがれるリスクが小さく、いびき予防に効果があるとされています。呼吸のしやすさも実感いただける寝姿勢であるとも言えるでしょう。また、自由に腰の角度を変えられるため、腰痛に悩む方にも適しています。調整が容易で自分に合う姿勢を見つけやすい点などもメリットです。

横向け寝は、仰向け寝やうつ伏せ寝と比較して、体が布団やマットに接する面積が小さく、筋肉が緊張しやすくなります。不自然な形になると体の歪み、骨盤の圧迫による痛みが生じやすくなるため、ある程度の注意が必要です。

うつ伏せ寝

お腹を下にして、首を横に向けて寝るのがうつ伏せ寝です。首を曲げるため人を選ぶ姿勢ですが、精神的に安心感を得れる点はメリットです。いびきをかきにくくなるのも、うつ伏せ寝の良い点と言えるでしょう。

ただし、首を大きく曲げることでねじれが生じるため、首の痛みにつながりやすくなります。場合によっては、歯並びの歪みや輪郭の歪みに影響が出る可能性があり、長時間の睡眠には適さない寝姿であるとされています。

寝具やクッションで工夫して快適な寝姿を手に入れる

仰向け寝・うつ伏せ寝・横向き寝のそれぞれに良い点と注意点がありますが、寝具などを上手く利用してデメリットを解消する方法があります。例えば、仰向け寝で腰が反ってしまう場合、ひざ下にクッションを敷いて軽くひざを曲げるようにすると、腰への負担が軽減されます。

横向け寝の場合なら、丸めた毛布やタオルケットを抱くようにして体を安定させると、筋肉の緊張を和らげることができます。抱き枕を使うのも有効です。うつ伏せ寝は長時間の睡眠には向きませんが、お腹の下に枕を敷くなどすれば、反り腰を回避することが可能です。ご自身にとって一番ストレスのない姿勢をぜひ見つけてみてください。

スマートデバイスで、あなたの眠りをスコア化

良質な睡眠を手に入れるために、スマートデバイスを活用してみるのもおすすめです。「HESTA睡眠改善プラン」は、睡眠状態を測定する「スリープトラッカー」と、リラックス効果を生む「アロマディフューザー」によるセットプラン。睡眠中の状態をモニタリングデータとして収集して、睡眠品質をスコア化するため、眠りの深さやリズム、パターンなどを目で見て確認できます。寝入りにかかった時間や覚醒回数などを参考に、自分に最適な寝姿を見つけていただけます。より深く質の高い眠りを、ぜひ手にしてください。

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