
ふとんの寿命ってどれぐらい?睡眠の質を高めるふとんの選び方
毎日、健康的に過ごす上でとても重要な睡眠。みなさんは、どんなふとんで眠っているでしょうか。「ちょっと寝苦しいな」「自分には合っていないかも」と思っている方や、「ふとんを買い替えるタイミングが分からない」という人はきっと多いのではないでしょうか。ふとんの用途や素材の違いを知れば、きっと自分に最適なふとんが見つかるはずです。
ふとんの買い替えを検討するタイミングは?
ふとんを買い替える時期は、素材によって異なります。例えば、綿(コットン)でできたふとんの場合、掛けふとんが約5年、敷きふとんなら約3年が寿命とされています。一方、ポリエステルなどの合繊の場合は少し長くて、掛けふとん、敷きふとんともに、寿命は約5年です。羽毛ふとんは5年程度で傷み具合を点検して、リフォームすることで10~15年も使い続けることができ、購入価格は高めですが長く愛用できるのが大きな特徴になっています。
古くなったふとんは本来の性能を発揮できない
快適な睡眠に欠かせないふとんですが、長く使っていると徐々に快適性が失われていくので注意が必要です。羽毛や綿でできたふとんの場合、本来持っている保温性が低下していくため、以前ほど暖かく感じられなくなります。また、繊維が経年劣化したり、綿が偏ったりすることで、吸湿性や放湿性も失われます。通気性も悪くなると夏は蒸れやすく、逆に冬は湿って体を冷やす原因になりかねません。
寝ても疲れが取れなかったり、体が痛くなる人は要注意
長年、同じ敷きふとんやマットレスを使っている方は、体への負担に気を付ける必要があります。敷きふとんやマットレスには体を支えて、寝ている時の耐圧を分散させる役割が備わっています。ところが、長く使っているうちに「へたり」ができて反発が弱くなったり、特定箇所がへこんだりすると、体の一部に過度に圧力が集中してしまいます。こうなると、血行を阻害する要因になるほか、背骨が不自然なカーブを描き、腰痛、肩こりを引き起こすリスクが高まるので、注意しましょう。
スムーズな寝返りと正しい寝姿の維持が質の良い睡眠の秘訣
ふとんを選ぶ際には、背骨がまっすぐになるようサポートしてくれるものを選ぶのが鉄則です。左右はもちろん、上下に対しても、できる限り背骨がストレートになる寝姿のものを選びましょう。また、適度に反発があるタイプを選択することも重要です。過度に体が沈み込むような反発が低い敷きふとんは、寝返りが打ちづらくなり、同じ姿勢が続くことで体への負担が大きくなる傾向があります。
新しいふとんがアレルギーの軽減にもつながる
ふとんは毎日使うものですから、知らず知らずのうちに汚れていきます。主な原因は、汗や皮脂、フケ、ダニの蓄積。ダニやハウスダストの繁殖は、アレルギーを引き起こす原因になるのでご注意ください。また、放湿性が低下したふとんは湿気を含んでいるので、カビや雑菌が繁殖する原因にもなり、ふとんが匂ったり、健康に悪い影響を及ぼすことが考えられます。近年では、防ダニ加工や抗菌加工を施されたふとんがあるほか、ご家庭でも洗濯できるウォッシャブルタイプも市販されているので、清潔な就寝環境を求める方におすすめです。
睡眠の質を管理して健康な毎日を
睡眠環境は毎日を元気に過ごし、健康的な暮らしを送る上で非常に大切です。ご自身に合うふとんにこだわると同時に、眠りの質がどのような状態になっているかも把握してみましょう。ヘスタモールが提案する「HESTA睡眠改善プラン」は、普段と同じように眠るだけで、あなたの睡眠の質が管理できる優れモノ。ベッドシーツにセットした「スリープトラッカー」が、各種睡眠データをスマホに送信。専用アプリが睡眠を分析する上、スコア評価によって改善されたかどうかが一目で確認できます。快適な睡眠を実現するためにも、ぜひ役立ててみてください。