秋の空はなぜ高い?同じ晴れでも、夏と秋ではメカニズムが違う
「天高く、馬肥ゆる秋」と言われるように、他の季節と違って秋の空は高く感じるそうですが、そもそも空に高さなんてあるのでしょうか?どうして昔から「秋の空は高い」と言われるのか調べてみると、そこにはきちんとした理由がありました。日本列島を取り巻く気象環境がもたらす美しい秋空。そのメカニズムを解説してみます。
夏と秋では空の印象が違うのはなぜ?
秋の空が高く見える理由は、空気の透明度が高く澄んでいるからです。空の大気には、酸素や二酸化炭素をはじめ、アルゴンなどの気体が数多く混ざっています。その他に、水蒸気やチリなども含まれているのですが、これらの量によって透明度が大きく変わります。例えば、水蒸気やチリが多いと濁って見え、逆に少ないと澄んでいる証拠。だから、空の印象が違って見えるのです。
空気が澄んでいる=水蒸気が少ない
空が晴れるのは、高気圧に包まれているからですが、同じ高気圧でも海からやってきたものと、大陸からやってきたものの2つがあります。
夏は太平洋で発生した高気圧に覆われ、多くの水蒸気を含んでいます。一方、秋から冬にやってくる高気圧は、大陸から移動してきたものです。乾燥した空気を含んでいる点が特徴で、カラっとした晴天をもたらしてくれます。つまり、海からやってくる夏の高気圧は水蒸気が多く、大陸からやってくる高気圧は乾燥しているということ。この2つの高気圧の質の違いによって、空気の透明度が変わり、秋の晴れ空のほうが澄んで高く見えるのです。
澄んだ空気は乾燥にご注意
カラリと乾いていて、どこまでも遠くが見えるほど透明度の高い秋の空気。空も高く見えて気持ちがいい季節ですが、空気の乾燥には注意も必要です。一般的に、10月以降の乾燥しやすい時期は湿度が60%台にまで下がり、日によってはさらに乾燥して40%を下回ることも珍しくありません。汗をかいてもすぐに乾いてくれますが、肌や髪にとっては少々厳しい状況です。
湿度40~60%のキープが理想
湿度は高すぎると不快ですが、低すぎるのも問題です。室内における最適な湿度は、40~60%。加湿器を使って湿度をコントロールしたり、濡れたタオルをかけて乾燥を防いだりと、工夫が必要な季節です。さらに、12月~2月は乾燥のピークを迎え、肌や髪から水分が失われやすくなるので、普段以上にケアに気を付けてください。
加湿機能付きの空気清浄機で室内湿度をコントロール
乾燥しがちな季節におすすめしたいのが、加湿機能付きの空気清浄機。快適な室内環境を維持するためにも、ぜひ導入しておきたいアイテムです。特に近年の製品は作動音が少なく、スペースが限られるワンルームや静かな環境が好まれる寝室などにおいても、気にならないものが数多く市販されています。湿度を一定に保ってくれるだけでなく、空気中の臭いや花粉などの異物も除去してくれるので、目的に応じた製品を選んでみてください。
スマホで操作できる「HESTA スマート空気清浄機」
スマートフォンから操作できる「HESTA スマート空気清浄機」なら、さらに快適で便利です。電源のオン・オフはもちろん、モード変更や風量設定、タイマー設定もすべてスマホでできる優れモノ。離れた場所からでも簡単に操作していただけます。
さらに空気清浄機の基本性能も充実。空気清浄と加湿が同時にできるのはもちろん、3つの高性能フィルターがハウスダストや花粉などをキャッチするほか、マイナスイオンも放出する多機能モデルです。最大約30畳にも適応するので、リビングにおいても十分に効果を体感していただけます。