人間だけでなく、ペットにとっても乾燥は大敵です。空気の乾燥は、皮膚や呼吸器系などペットの健康を脅かす大きなリスク。愛犬や愛猫にとって快適な住空間づくりには、適切な湿度管理が欠かせません。乾燥によるトラブルへの注意点と、正しい加湿方法を理解しておきましょう。

乾燥で起こるペットのトラブルとは？

秋冬になると空気がカラカラに乾燥してきます。私たち人間でも肌がかゆくなったり、喉がイガイガしたり。実は「乾燥」は、ペットたちにとっても大敵です。「最近うちの子、かゆがっている」「フケが増えた」などのサインがあったら、もしかすると乾燥が原因かもしれません。

かゆみ・フケ・皮膚炎

空気が乾くと、皮膚の水分も奪われます。犬や猫は人よりも皮膚が薄いため、乾燥の影響を受けやすく、かゆみ・赤み・フケなどが出やすくなります。体をよくかいたり、なめる様子が増えたら要注意。放っておくと、皮膚が荒れて細菌感染につながることもあります。

目や鼻の乾燥

乾いた空気は、目や鼻の粘膜にもダメージを与えます。涙の蒸発が早くなって涙やけが悪化したり、くしゃみ・鼻水・結膜炎の原因にも。特に、フレンチブルドッグやペルシャ猫などの短頭種は要注意です。

静電気によるストレス

冬になると、撫でたときに「パチッ」となることがありませんか。ペットも思わず驚くのが静電気。静電気が起きやすいと、毛が絡まりやすくなったり、ホコリがくっついて被毛がベタつく原因にもなります。

呼吸器トラブル

乾燥した空気は気道を刺激し、咳やくしゃみが出やすくなります。子犬・子猫やシニアの子は特に注意が必要。体調を崩しやすい時期だからこそ、湿度管理がとても大切です。

ペットにとって理想的な湿度とは？

目安としては、室内の湿度を50％前後に保つのがベストです。その一方で、加湿しすぎるとカビやダニの原因になるので、バランスが大切になります。以下の数値を参考にしてみてください。

◇犬・猫／40〜60％（人が快適と感じる湿度とほぼ同じ）

◇小動物（ウサギ・ハムスターなど）／45〜55％（湿度の変化に敏感なので注意）

◇鳥類／50〜70％（乾燥に弱く、加湿が特に重要）

自宅でできる乾燥対策

乾燥トラブルからペットを守るには、どんな対策があるでしょうか。代表的な方法をピックアップしてみたので、参考にしてみてください。

◇加湿器を使う

→ペットの届かない場所に設置。超音波式よりスチーム式が安心。

◇こまめに換気をする

→加湿だけでなく、空気を入れ替えることも大切。

◇フードに少し水分をプラス

→ぬるま湯やウェットフードで水分補給をサポート。

◇ブラッシング＋保湿ケア

→静電気防止スプレーや保湿ミストを使うと◎。

◇洗濯物を部屋干しする

→自然な加湿効果があり、冬場におすすめ。

スマート家電で、大切な家族をトラブルから守ろう

乾燥は、肌トラブルだけでなく、目・鼻・呼吸器・ストレスなど、ペットの体全体に影響します。理想的な湿度は40〜60％。ちょっとした工夫で、ペットの快適さはぐんと変わります。ペットにとっていつでも快適な空間を維持するために、スマート家電を活用してみませんか。「HESTA ペット快適プラン」は、「スマートペット給餌器」「スマートペット給水器」「温湿度センサー」などがセットになったプラン。外出先からスマホでフードの投入ができたり、室内の温湿度をリアルタイムで管理して、ペットがいる空間を快適環境にできる優れモノ。大切な家族の毎日を守るために、スマート家電で湿度ケアを始めてください。