スイミングやサッカー、野球などのスポーツスクールはもちろん、ピアノ、バレエ、英会話、書道など、いろんな習い事があります。それぞれに魅力があり、子どもから人気の教室も少なくありません。子どもたちに習わせたいスクールや教室についてピックアップして、どんな力が身につくのかまとめてみました。

小学生の習い事・塾にかける平均費用は？

文部科学省が２年毎に行っている統計調査によると、公立小学校に通っている子ども１人にかかる「学校外活動費」は、平均で年間22万2000円（2024年12月発表）となっています。この中には、学習塾の費用も入っていますが、「スポーツ・レクリエーション活動」「芸術文化活動」として、習い事にかける支出を知る上で参考になります。およそ月２万円弱のお金を子どもの塾や習い事に支出するご家庭が多いようです。

「スイミング」「語学」「音楽・楽器」がランキング上位

子どもに人気の習い事は、地域によって差がありますが、統計的に上位を占めているのが「スイミング」「語学」「音楽・楽器」の３つ。ほかにも、習字や武道といった伝統的な習い事や、ダンス、プログラミングなどのトレンドを反映したスクール・教室も人気を集めています。

「スイミング」はどんな力が身につく？

ランキング上位のスイミングを習うメリットは、全身運動かつ有酸素運動による身体能力の向上です。中でも具体的に３つの利点があります。まず１つが、心肺機能の向上。水中での効率的な呼吸方法が身につくことで、呼吸器系の筋力がアップし、肺活量が大きくなるなど、心配機能が高まる利点があります。２つめが、免疫力のアップ。有酸素運動によって免疫細胞が活性化され、免疫力の向上が期待できます。３つめが、運動神経の発達。体をコントロールする力が養われ、全身の調整能力と反応速度の成長に効果があるとされています。

「語学」を習わせるメリットは？

英会話をはじめとした語学も人気です。語学を習い事に選ぶ利点は、たくさんありますが、記憶力の向上、コミュニケーション力のアップなどが挙げられます。さらに、将来習うであろう英語に対する苦手意識が取り除かれる点も大きなメリット。異文化への興味関心が促され、グローバルな観点が養われることも、語学を学ぶ良さと言えるでしょう。

「音楽・楽器」でどんな子どもに育つ？

ピアノをはじめとして、いろんな楽器を習うスクールや教室がありますが、「音楽・楽器」の習い事では、どんな力が身につくのでしょうか。演奏スキルが身につくのはもちろんですが、感情表現力を豊かにする上で、大きな効果があると考えられています。また、集中力を養うのにも音楽は最適。さらに「どうすれば上達するか」を自分で考え具体的な行動に移していく上で、社会で求められる「課題解決力」も形成されると言われています。また、ダンスの習い事にも、同様のことが当てはまると考えられます。

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