くらしと健康~梅雨だからこそ暑さ対策を!~
6月に入り、全国的に梅雨入りの季節となりましたね。湿度の高いじめじめした日が続き、あんまり調子がよくない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
くらしと健康~気温だけじゃなく「湿度」もチェック!~でもご紹介したように、人が快適に暮らすためには、気温同様湿度にも気を配る必要があります。湿度が高いと体にどのような影響を及ぼすか、一緒に見ていきましょう。
湿度が高いとどうなるの?
湿度が高くても気温と違ってそこまで体に影響はないんじゃ……と思われる方も多いかもしれませんが、実は湿度が高いと、体温調節が上手くいかなくなるのはご存知でしたか?
人体には生体恒常性(ホメオスタシス)と言って、体温や血糖値など体の状態を一定に保とうとする機能が備わっています。体温を一定に保つため、気温が低くなると体の中心に熱を集めるべく末端の血管が縮こまったり、気温が高くなると発汗し、蒸発させることで体熱を下げるようにできています。
しかし、湿度が高い、つまり空気中に水蒸気が多い状態だと、汗はなかなか蒸発せず、結果体熱を下げることができなくなります。これからの季節、雨といっても気温はどんどん上がりますので、必然的に体温も上がり、結果「何もしてなくても調子が悪い」という感じが続くのです。
熱中症にも注意!
だからこそ、気を付けなくてはいけないのが「熱中症」。東京消防庁の発表によれば、梅雨の合間の突然気温が上昇した日や、湿度の高い蒸し暑い日が発生する6月頃から、熱中症による救急搬送が多くなっているとのこと。
さらに、令和元年に熱中症で緊急搬送された方々の4割が「自宅」というデータも。ぜひ家の中にいるから大丈夫、雨で日差しが無いから多少蒸し暑くても大丈夫、など思わずに、しっかりと調温、調湿をしていきましょう。
雨の日は窓を開けるのはNG。空調でしっかり調湿を
雨の日は日差しが無いし窓さえ開けておけば大丈夫、と思われるかもしれません。
しかし、雨の日に窓を開けるのは、ただでさえ多湿になっている室内を、さらに高湿度にする行為です。前述したように、湿度が高ければ体温調節がしにくくなります。特にお年寄りや子どもをはじめ、体調を崩しやすい方が長時間家にいる場合は、しっかり空調で調湿していきましょう。
ヘスタではスマート湿度計はもちろん、家にいるご家族が心配な方のため見守りプランもご用意。外出先からでも湿度が把握でき、空調のオンオフも可能です。もし自分で管理が難しいご家族がいる場合は、ぜひ導入をご検討ください。
参考 東京消防庁 夏本番前から熱中症予防対策を!!(令和元年の熱中症による救急搬送状況の概要)