地球にいいことしていますか?ホームセキュリティにもSDGs
サスティナブルな開発目標「SDGs」やカーボンニュートラル(温室効果ガスの排出量実質ゼロ、CN)の達成に向けて、幅広い業界が知恵と工夫を凝らしている現在。みなさんの周りでも、SDGsやCNを意識する場面が多くあるのではないでしょうか。今回は、住宅でできるSDGsな取り組みについて取り上げてみます。
SDGsの達成は国や企業だけの問題ではない
SDGsと言えば、大きな企業が取り組んでいたり、国が主導して達成に向けたさまざまな施策が立てられているイメージです。しかし、個人も決して無関係ではありません。みなさんの生活や消費スタイルを変えるだけでも、持続可能な未来づくりに大きな影響を与えることが可能です。例えば、プライベートの時間を過ごすことが多い住宅での取り組みです。
過去60年間で大きく変わった住宅エネルギー
SDGsの達成に向けて重要となる項目の1つが、脱炭素社会の実現。古くは石炭に頼り、現在ではエネルギーの多くを石油に依存しています。例えば、1965年における住宅で消費するエネルギーは、石炭が最も多く、電気はその半分ほどでした。それが、1973年になると石炭の比率は極端に低くなり、灯油やガス(都市ガス・LPガス)が大部分を占めるようになります。そして2020年に至っては、石炭の比率はゼロになり、代わって電気が消費エネルギーの約半分にまで増えました。そして何より注目すべきは、60年間で一般家庭が消費するエネルギーの総量が倍近くにまで増えているという事実です。
脱炭素に向けた家庭での取り組み
ではどのようにすれば、エネルギーの消費を抑え、かつ二酸化炭素を排出する化石燃料からの脱却が図れるのでしょうか。有効な手段の1つとしておすすめできるのが、電力契約の切り替えです。2016年に電力小売りの自由化が解禁され、家庭に供給される電気を選べるようになりました。さまざまな電力会社が市場に参入し、独自の特色を打ち出している企業があります。中でも、SDGsの達成に貢献しているのが、再生エネルギーによる発電を強みにしている電力会社。二酸化炭素を多く排出する火力発電を避け、再生エネルギーに由来する電力を一般家庭に供給している電力会社です。こうした電力契約に切り替えることは、クリーンエネルギーの認知と普及につながるだけでなく、電力消費を抑える省エネ意識の高まりにも良い影響を与えると考えられます。
創エネで電力を自給自足する
電力会社からの供給を受けるだけでなく、家庭でも電力を生み出して使うことが可能です。近年は「創エネ」と呼ばれ、注目を集めています。代表的なのが、みなさんもご存じの太陽光発電。モジュールパネルを屋根や日当たりの良い場所に設置して、太陽光で発電する仕組みです。また、太陽光単体ではまかなえない電力をガスによって補うコジェネレーションシステムもあり、安定して電力を作り出せる設備が普及しつつあります。天候が良い時に電気をたくさん作って蓄電池システムに溜め、必要な時に自由に使えるほか、災害時への備えとしても非常に有効です。
電力消費スタイルを工夫して省エネ
創エネと同様に、省エネも非常に重要です。家庭における電力消費のうち、最も多くの割合を占めているのが、給湯と暖房です。いずれも全体の25%前後を占め、2つを合わせると50%に及びます。冷房はわずか2.4%に過ぎず、冬場に多くの電気を消費していることが分かります。気密性や断熱性の高い住宅に改築、リフォームするなどして、エネルギー効率に優れた住宅づくりを意識することが、非常に効果的です。また、家族が多いご家庭であれば、お風呂のお湯が冷めてしまわないように効率よく入浴して、追い焚きなどで熱エネルギーを無駄に消費しない努力も効果を発揮します。少しの心がまえでも、長く続けていけば大きな結果へとつながることは言うまでもありません。
ホームセキュリティにも省エネ設備を
家庭でのエネルギー消費量が右肩上がりで増えている背景には、家電製品の進化やライフスタイル、社会環境の変化なども影響しています。家電製品を便利に使いながら、地球環境の保護にも取り組んでいきたいものです。そこで提案するのが、スマート家電の導入。ヘスタモールがご用意する「ソーラー充電式監視カメラ」は、内臓バッテリーによる作動に加えて、ソーラー発電ユニットが太陽光で給電する優れモノ。電気配線の必要がなく、自由に設置・増設できる点も優れています。家族にも地球にも優しいスマート家電を活用して、ぜひSDGsの達成にあなたの力を生かしてください。